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2025-11-19 17:15:00

教科書を知ろう #2 シラバスで特徴がわかる

日本語教科書の「シラバス」を理解しておくと、教科書の特徴を知るのに役立ちます。

  • 「シラバス」とは、「何をどの順番で学ぶか」を決めたものです。
  • 「何を」の部分によって、以下の分類があります。それぞれ代表的な教科書例も挙げます。

  1. 文法シラバス(構造シラバス)
    やさしい文法/文構造から難しい文法/文構造へ順に積み上げていく(文型積み上げ式)

    『みんなの日本語』(スリーエーネットワーク)⧉
    『いっぽ にほんご さんぽ』(スリーエーネットワーク)⧉
    『げんき』(the japan times出版)⧉


  2. 場面シラバス
    「病院で」「旅行で」など、場面ごとに使う表現を学ぶ

    『はじめよう日本語』(スリーエーネットワーク)

  3. トピックシラバス(話題シラバス)
    「自己紹介」「家族」「仕事」など、話題ごとに使う表現を学ぶ

    『テーマで学ぶ日本語』(くろしお出版)
    『にほんごこれだけ!』(ココ出版)

  4. 機能シラバス
    「謝罪」「許可」「依頼」など、コミュニケーションの機能ごとに使う表現を学ぶ

    『NIHONGO FUN & EASY』(アスク出版)

  5. 技能シラバス
    4技能(読む、聞く、話す、書く)ごとにまとめられたシラバス

    『Speak Japanese!』(Jリサーチ出版)
    『日本語能力試験問題集 聴解スピードマスター』(Jリサーチ出版)

  6. タスクシラバス(課題シラバス)
    「ファーストフード店で注文する」といった課題の達成に必要な表現や手段を学ぶ

    『まるごと 日本のことばと文化』(三修社)⧉
    『できる日本語』(アルク)⧉
    『つなぐにほんご』(アスク出版)⧉


これから代表的な教科書について、さらに詳しい分析をしていきます。
それぞれのシラバスや教科書がどのようなニーズに合い、どのような場合にデメリットがあるか、そして地域日本語教室ではどのように使うことができるかにも触れます。